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そろそろ令和5年春のAP試験が近づいてきたので一発記事を投稿します。

実はここ数年、ずっと社内(社外かも)で応用情報を受ける受けたいという相談を頂く場面が多くなっていて

もう毎年のように直前期になると応用情報(以下AP)に関連した色々な会を発足させたりしております。

しかし、今年はスケジュールの都合上、会を開催するのが難しそうだったことと、

本件別に業務内容と関係ないので公開しても問題なくね?という結論に至ったので

ここに全部書いてしまおうと思います。



ということで題して、

「ノー勉でAPに合格しよう!」

のコーナーです。


まず今回の前提条件から。

今回の前提は情報系の高専、あるいは大学を卒業ないし、卒業可能な単位数を所持、

またはそれ相当の知識量があること、です。

一応国家資格らしいので門外の方のノー勉は流石に無理だと思います。



次に試験概要として、本試験は年2回開催、午前午後の2部制で

午前が4択マークシート、午後は記述(長くても一問30文字そこら、選択問題もある)です。


午前は全80問、内訳はテクノロジ50問、マネジメント10問、ストラテジ20問です。

テクノロジは完全に技術に関する問題、マネジメントはPM系、SM系、システム監査、

ストラテジは経営戦略の他法規の問題が出ます。

100点満点で配点は不明ですが、全問一律1.25点と言われています。足切りの有無は不明です。多分ない?


午後については大問が11問あり、その中から必修のセキュリティの他、4問を選択する形です。

こちらも100点満点で配点は大問ごとに各20点。小問の配点は不明です。
足切りはないとされていますが、午後は不自然な不合格がたくさん発生しているので、配点による事実上の足切りに近いものがあっても不思議ではないです。


合格点は毎年ある程度の調整が入りますが、午前午後どちらも約60点前後とされています。
正確な点数は不明ですが、そもそも配点がズラされるのであまり細かいボーダーに意味はないのです。。。

・・・つまり、午前は48問とれば合格出来て、午後は2科目満点取れれば後は半分でも通れば合格です。
まぁ実際のところ最低ライン65%くらいは欲しいのでこうはいかないのですが。。。


ここまで情報が出揃えばなんとなくわかるかもしれませんが、

午前はテクノロジだけで50問あって、多分情報学士持ちならよっぽど現場離れてない限り殆ど解けます。

稀に解けない問題があったとしても、残りの30問ガチャを確率通り25%引けば7~8問は当たるので、
(そもそも勤めている方なら法規やPM系がノー勉で解けることもままある)

よっぽど午前の合格ボーダーが上振れない限り理論上ノー勉で通るはずです。


もし不安があるようなら過去問だけ触っておきましょう。

午前は半分くらい過去問から出るので、それさえやれば午前は基本的には通ります。
私の受験時ですらノー勉82.5点を叩き出しました。




で、問題は午後なんです。

午後はノー勉合格ができるかどうかは、その人の普段からの生活にかかっているといっていいでしょう。

端的に言うと、「普段からSQLを叩いているかどうか」です。


まず午後問の選択として、10問ある中で技術界隈の人間が選択肢として選ぶなら、

多くの人が「プログラミング」「ネットワーク」「組み込み」「DB」「シスアー」「情報システム」。

まぁこの辺から4問を選ぶと思うのですが、基本的に「プログラミング」は必須です。

何故なら「簡単だから」。

プログラミングの問題は基本情報と異なり特定の言語に依存しない形式となっており、

ぶっちゃければこの界隈なら誰でも解ける問題です。

但し、注意点があって、時間がかかるんです。

ほぼ毎年、問題の中に脳内実行、脳内デバッグを要求してくる問題があるため

「あっ、この問題、競プロで見たやつだ!」ってならない限りはどうしても30分近くかかります。
競プロガチ勢さんなら10分程度で解きそうな気がする。

とはいえ、ガチで一切の勉強が不要です。というか、このレベルが解けない程度だと、

>>>高専の3年くらいで留年します。<<<




で、次に選ぶべきは基本的に組み込みかDBです。

実際これも理由は簡単だから、です。

但し、プログラミングほど簡単にはいかなくて、問題がいくつかあります。

組み込みの方は形式として前提条件が色々問題に書いてあり、そこから最善の回答を出す問題なのですが、

結構問題の作り方が荒いせいで求められている回答ではない「次善策」を間違って書いてしまう可能性が高いからです。
いやこれシスアーでもあるんだけど・・・

つまり、端的に言うと盛大な引っかけ問題があることが多いんです。
いやあちらさんにその意図があるのかはわかりませんが。。。

そのせいでちょっと嫌われている感はありますね。

因みに問題の内容自体はどの年もちょっと専門用語の混じった国語(とたまに算数)の問題です。

プログラミングと同様に、あんまり回答に専門用語が出てくる場面が少ないのでノー勉勢には優位です。


しかし上述の理由から、優先候補ではあるのですが、インフラ系に長けている方は選ばない人も多いです。



で、次にDBなのですが、DBも問題自体は割と簡単なものが多いのですが、

プログラミングと大きく違うのがSQL構文の知識が必要ということです。

言語文法を問われることがなく、仕組みを理解していれば解けるプログラミングと異なり

DBの問題はSQLを書いていくので、SQLを割と普段から直打ちで叩いてないとノー勉は不可能です。

というか、SQLを普段から叩いてないなら選択するべきではないまであると思います。


しかし、SQLに精通していれば、この時点で大問3問でほぼ満点近い点数が狙えるので・・・

これでもう得点は60点。

合格おめでとうございます。

・・・ブラウザバックされる前に真面目にやりましょうか。

まぁでも実際、ノー勉ストレート連中は、自分の知る限りだいたいこんな感じです。

特にプログラミングを満点落として合格した人には心当たりがありません。


真面目な話として、残りの午後問題の選択ですが、ネットワーク、シスアー辺りは割とオススメです。

何故かというと、必修であるセキュリティの問題と勉強範囲がほぼ被るからです。

つまりこの2問に関しては実質ノー勉で解ける可能性の高い、コスパ高めの問題となりますね。

特にネットワークは過去問を見ても、セキュリティで出しても違和感のない問題がかなり多くあるので

必修で必ず勉強することになるセキュリティの知識だけで半分以上の問題が解ける可能性がありコスパ抜群です。

とはいえ、まぁ結局選択問題はざっと問題見て解けそうな問題を解くで良いと思いますが・・・





で、午後問題の勉強方法なのですが、

基本的に午後だから何か特別技術的に午前の内容以上に知る必要のある内容はないと思います。

強いて言えば午前は選択なのでDNSの...キャッシュが...アレして...みたいな曖昧でも良かった知識が

「DNSキャッシュポイズニング」という単語としてちゃんと頭に入っていないと書けませんよ、くらいの認識です。

特にその辺りは専門用語を聞かれやすいセキュリティやネットワークの分野は抑えておくべきだと思います。



後大事なのが過去問で、午前と違い過去問からは一切出ないので過去問を周回する必要は1ミリもないのですが、

ちょっと特殊なやり方で問題の出し方の傾向を把握しておくべきだと思います。


やることで大事なのは、問題を解いて解答を見た後に、

「解答の根拠」を問題文の中から探すようにしてみるといいと思います。


特にセキュリティ、シスアー、ネットワーク、組み込みなどは事例問題になり易いので

「解決するべき課題」が問題文上に存在して、そこから要件を拾い集めて回答を作るようになっています。


つまり、問題文にある要件を拾い損ねると、正解ではない次善策を導いてしまったり、

場合によっては頓珍漢な回答を錬成することも珍しくありません。


なので解いてみて「間違っていた」場合、恐らく読み落とし箇所に正答の根拠が転がっていたりします。


そういうのを拾い集められるようにならないと多分、午後はどうしようもないんじゃないかな。という認識ですね。

なので、その辺を意識して午後の問題文と付き合っていくことが合格への近道なんじゃないかと思います。


あとプログラミングで問題文中のソースの記法を無視して答えを書いてバツになるケースは割とあるあるなので

それは本当に気を付ける必要があると思います。ノー勉勢の大半はこれをやらかしてプログラミングで爆死して霧散します。



次に点数の取り方ですね。

狙いとしては、やっぱりプログラミングと組み込みまたはDBのどちらかで満点近くを狙って合計35点~40点近く取り、

内容が近いセキュリティとネットワークで各10点ずつくらい取って、

後は後詰めとして、最後の選択問題で解けそうな問題選んでできる限り埋める。

これで60~65点ぐらいなのでボーダーじゃないでしょうか。

この志向ならセキュリティの練度を上げればその分だけ合格率が上がる、と考えていいと思います。
実際両方10点だとボーダーで切られる可能性が高いので、各13点くらいは欲しいところですね。



後は、勉強時間が取れない場合の最終手段として「午後ガチャ」があります。

つまり、毎年の恒例行事のように試験を沢山受けるのです


午前レベルであれば、恐らく業界に従事していれば、雑な勉強でも合格レベルを維持することが可能なので、

午前を毎回クリアしつつ、午後で自分が解きやすい問題が来るのを祈るという手法です。クソ手法だけど実際有効なので困る


仕事が忙しくて試験勉強ができず、何回やっても午後でいつも落ちる!という人が

勉強リソースをセキュリティ全ぶっぱしてガチャでSSR当てて合格するケース、実は珍しくなかったりします・・・
まぁ当然これもプログラミングノー勉満点条件が付与されますが・・・


とまぁ、こんな感じの内容を毎年どこそこで話したり話さなかったりしています。


因みに、令和5年度春季ですが、恐らくガチャは大ハズレの年になるかと思います。ノーマルだらけの予感

理由は前回試験、令和4年度秋季でSSRが連発し、歴代最高合格率を叩き出しているからです。

実は当試験は年々易化しており、将来的にはこの記録も更新されるとは思うのですが、

それにしたって令和以降はずっと23~24%台だったのが急に26%も合格してしまったので

流石に次回試験は少し難しくなると予想されています。なので次回のガチャ祈りはやめた方が無難です。



そして最後に一番大事なことを言うと、

試験に受かるため一番大事なことは、「試験を受けること」です。


何いきなりコイツ、新次郎構文使ってんだ?と思われたかもしれません。でも事実なのです。

つまりどういうことかというと、APは受験申込者に対して実際の受験者の比率が非常に低い試験なのです。

この5年の平均受験率はなんと65%

受験票を持っている人の3人に1人は、試験当日に試験会場行って、問題用紙を開くところに辿り着けないのです。

この試験会場まで辿り着く行為をAP界隈では所謂「0次試験」などと呼んだりします。
起床試験に落第したり、夜勤休出をぶち込まれたり、存在を忘れていたり、イベ被りしたり...IT系の人間は大変です。


まぁそもそも受験申込を忘れる人間も結構な数いるので、申し込みも忘れないようにしましょう
数年単位で申込に失敗した人が私です。

統計に出てこない申込試験落第も含めれば、0次試験で落ちている人が一番多い、という説もあるくらいなので、

皆さん会場に辿り着くまで「も」試験ですからね。気を抜かないで頑張ってください。




という訳で以上、限りなく少ない勉強リソースでAPに合格しよう!のコーナーでした~

ではまた次の記事でお会いしましょう。

(^・ω・)ノ RadiumProduction at curonet
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