RoboCup Junior Japan Rescue Kanto OB
2005~2013
2005~2013
今回はPICの種類についてです。
今まで話題に出てきた16Fとか24Fの違いについて説明することになります。
まず、PICには8bitのものと16bitのものと32bitのものの三種類があります。
これはパソコンでいうところの32bitCPUか64bitCPUかの違いに相当します。
これは基本的にはレジスタ等のビット数の違いに反映されています。
また、基本的にビット数が大きい程高性能になっています。
次にファミリーについて説明します。
PICの型番はそのほとんどが最初二桁が数字でその次がアルファベット、そしてその後に数字が並んで
最後に場合によってはアルファベットがくることがあります。
この最初の二桁+アルファベットのことをファミリーと呼びます。
ファミリーはPICの種類をそのまま示すもので、これによって使用するコンパイラなんかも変わってきます。
このファミリーのなかで今一番メジャーなのはアルファベットの部分がFになっているPICです。
これはフラッシュメモリが搭載されているPICで、プログラムを何度でも書き換えることができるものです。
逆にCと書いてあるものは、一度プログラムを書き込んだらもう書き換えが出来ないので注意しましょう。
ものによっては紫外線で書いたプログラムを消して、また書き込めるようになるものもありますけど・・・
このフラッシュメモリが搭載されている種類だと、
10F
12F
16F
18F
24F
24H
24H
DSP30F
DSP33F
32MX
32MX
まぁこの辺りが主な種類でしょうか。
10Fと12Fは極小規模のPICなのでうちの部では使っていません。
また、18Fも主にUSB用のPICとして作られている節があるので使っていません。
DSPとついているものはDSP機能が搭載されている種類で、割りと高性能ですが、
ちょっと秋月価格的にお高いのでこれもあまり使いませんね。
という訳なので、うちの部では16Fと24F、あとは24Hと32MX、大体この4つを利用しています。
因みに先程のbit構成で分けると、
18F以前のPICが8bit構成、24Fと24HとDSP30,33が16bit、32MXが32bit構成になっています。
図にするとこのような感じになります。
このようにPICには様々なファミリーが存在して、それぞれに特徴があって用途が変わってきます。
そしてそのファミリーの中でまた、色々な種類のPICがある訳です。
といっても同じファミリーのPIC同士なら内部構造はほとんど同じで、
違う点といったらピンの数とか、ピン配置といったことぐらいしかありません。
なのでコンパイラも同じものが使えますのでほとんどプログラムを流用することができます。
16F、18Fの場合は新しい4桁台のやつはちょっと他と違いますけど・・・
逆に違うファミリーだと、同じPICとはいえ、色々異なる点が多いので注意したほうがいいかと思います。
因みに僕がいま使っているのは16F1939なので左の緑の四角の中の青い丸、16FファミリーのPICです。
新しい4桁台のPICなのでちょっと古い16Fと命令の方法が違ったりするのでややこしいですね。
とりあえずPICの種類に関してはこんなところでしょうか。
結構数が多いのでどれを使えばいいか悩みどころだとは思いますが、迷ったときはまず16F を使えば間違いないと思います。
または24Fの一番ちっさいのを使うか。2つに1つってところですかね。
でも新規でPICをはじめるなら、安くて性能の良い16Fの4桁シリーズをお勧めします。
新しい分ちょっとデータが少ないですが、基本的なところは旧16Fと変わらない筈なのであまり困りはしないと思います。
という訳で今日の記事はこのへんで。PIC系列は今後も頻繁に更新されると思いますので宜しくお願いします。
(^・ω・)ノ RadiumProduction in RoboCup Junior
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