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RoboCup Junior Japan Rescue Kanto OB

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chiaファーミングに関しては非公式のプールが爆誕しつつあるようですが、

先駆者のありがたいお話を聞く限り、どう考えてもこれマイナスですね。

市場では先を見越して2TB NVMeSSDの完売が相次いでいるようですが、

正直どこまで高騰しようが、収支がプラスになることはないのではないでしょうか。



ここ暫く最新の話をしていたので、今回は打って変わってとてつもなく古いテーマでお送りしたいと思います。




皆さん、ミニ四駆はご存じでしょうか。第1次、第2次とブームがあって、

ここ10年くらいは第3次ブームとして過去最大の盛り上がりを見せているタミヤの自動車模型です。

公式には模型扱いらしいですが、まぁ模型と考えている方はほぼいないでしょう。

対戦玩具、レース競技としての側面の方が強いですね。

日本の単3電池の1/3を消費しているともいわれる超巨大市場です。

でも実は、このミニ四駆の陰に埋もれて、もうひとつ、タミヤの模型型のレース玩具があったんです・・・・

それがこの、ダンガンレーサーです。

ミニ四駆と同じ単3が2本、マブチのFA-130規格と同格のモータを載せて走る模型です。

ミニ四駆がF1カーを基にしているのに対し、ダンガンはレコードブレーカーがモデルになっています。

2駆4駆等々の違いはありますが、電気的な仕様は同じなため、

一部のミニ四駆コースを走らせて一緒にレースができたりもします。

生まれは20年ほど前ですが、当時のダンガンの人気は凄まじく、第2次ミニ四駆ブームを完全に終焉させ、

結果的にミニ四駆に10年以上もの空白期間を作らせるほどの人気がありました。
競技会は同じタミヤなので並行して行われてましたが、ダンガンやってた頃は圧倒的にダンガンの方が人が多かったです。



でも、ぶっちゃけ現代の人はほとんどこれの存在を知りません。

ミニ四駆は10年ほど前に復活しましたが、ダンガンは完全になかったことにされてますね。

一体この幻のホビー、ダンガンに何があったのか・・・

今回はそこら辺の話をログとしてネットの海に垂れ流してやろうという企画です。





まず、ダンガンは本体形状のほかに、ミニ四駆と根本的な違いがあります。

それがコースの形です。

ミニ四駆のコースはこんな感じで1台ずつが別々のコースを走ります。


ちなみにこのタイプのコースはダンガンは走れません。レーンの真ん中の穴に刺さります。
走れるのは穴がないやつだけです。

それに対して、ダンガンのコースはこんな感じ。

スノーモービルが走るようなチューブ状のコースに何台ものマシンが同時に走ります。

もうおわかりでしょうか。ミニ四駆は基本的に相手の存在しない競技です。

速いこと、コースアウトしないこと。この2つしか要素が存在せず、自身のタイムに相手は一切影響しません。


でもダンガンは違います。殺し合いです。どのレースもほぼ間違いなくデスレースになります。

その結果、大体ダンガンマシンは生涯で1、2回しか競技会で日の目を見ることはできません。

壊れるからです。

そんな理由で、ウチには大量のダンガンの死骸が眠っております。


で、ダンガンなのですが、種類としては大きく3種の時代に分かれるのですが、

競技としては大きく2つの時代に分かれます。


最初の時代が・・・多分特に名前付いてませんねコレ、便宜上無印とでもしておきましょうか。

この時代は「音速を超えろ!」がキャッチコピーで、とにかく速度速度速度of 速度みたいな時代でした。

チューブ状のコースなので、ミニ四駆と違ってローラーのついてない機体が多かったですね。
※壁付のコースで競技することもあったのでその時はローラーをつけます。

あとは、ジャンプもないのでダンパーの文化もないです。この辺もミニ四駆と違う。

そして、公式大会のコースは大体ですが、ミニ四駆と比べて直線部分が全体的に短いんです。

20年前となると写真が残っていないので紹介が雑ですが、ミニ四駆のような横に広いコースもありましたが、

ほぼコーナーバングだけで組まれて2mを超える高さになるような、ダンガンならではコースもありました。
上の方で事故るとスタッフを呼ばないと取れなくなります。


こんな感じのチューブの中を複数のマシンが爆速で駆け抜けるというのがダンガンです。




これだけ聞くとめっちゃ面白いと思うかもしれません。はい、面白かったです。

この時代にミニ四駆から大量に人が流れたんです。何よりダンガン、速いので。

ミニ四駆って大人の大会上位者でも速度の限界が40㎞/h中盤らしい(要出典)のですが、

ダンガンは小学校低学年でも余裕で40㎞/hは当たり前、

上位陣だとレギュレーションに沿っても50㎞/h前半くらいの速度で殴り合うことになります。
※ただし、ノーマルだとコーナーの出口でどうしても転ぶのであんまり速度が出ません。初心者には安全。

サイドバイサイドでその速度なので、ソロで走った場合上位陣は60㎞/hが見えたのではないでしょうか。

サイドバイサイドでもバンクの一番上スレスレを通過するような状態でした。

このタイミングで3台目が絡むと一番アウト側にいる子がコース外に押し出されてサヨナラします。
高度の高いコースで散ると一発で廃車です。


ミニ四駆の方からしたら信じられない話かとは思いますが、本当に出ます。

ミニ四駆と比べてデフォで30gくらい軽い上に、ジャンプの安定性などを考えなくて良いので

当たり前のように100gを切るマシンがいました。

この残骸はその頃のうちの子です。多分うちの子の中で一番頑張った子なんじゃないかな。


この子は80g前後だったと思います。ボディで30gを切れるかってのが一つの目安だった時代です。

そして、壁がないのでコーナーで速度が殆ど落ちないんです。

基本的にモータの最高効率でぶっ放すゲームなので、基本的に速度以外のことはあまり考えません。
一部例外なコースはありましたが・・・


とまぁ、スピードジャンキーの集まる最高に楽しいゲームだったのですが、

残念ながら、この時代は長くは続きませんでした。多分2年も続かなかったんじゃないかな。


なんとなく想像がつくかと思うのですが、このホビー、ホビーとして致命的な問題がありました。









危ない。

当たり前です。レギュレーション尊守して尚、60㎞/h近いものをホビーとして扱うな。部品も弾け飛ぶし

公式な理由は当然発表されてないですし、事故の話も僕は聞いてませんが、

どう考えても小学校低学年が触ってよい敷居のものではありません。
プラスマダッシュなんて載せたら何㎞/h行ったんでしょうね。試したことないからわからんけど


どういう理由があったのかなかったのか、今となってはわかりませんが、

2002年の半ばごろに「ファイティングレース」という新しいルールに変更になりました。

これまでのタイムを競うスピードレースから一変し、コースを短くして機体同士の接触回数を増やし、

「相手を2回追い抜く」か、「走行不能」にさせたら勝ちというなんとも物騒な競技になります。

マシンの構成も、それまでとは一変し、全体的にゴツくなっていきました。


当時第1次ベイブレードブームが去りつつあったタイミングだったので、

本来ミニ四駆と差別化の目的で作ったはずの戦闘要素を更に強め、ガチンコバトル形式にすることで

旧タカラのお株を奪う気でもあったのでしょうか。でもこれがダンガンの終焉を招きます。

まぁ確かに、ちょっと速度が落ちたとしてもバトル要素が加われば面白くなるような気もしますよね。

当初バトル要素を出すことで純粋な速度ではなく、運要素を勝敗に持ち込みたい思惑が

当時の冊子からは垣間見えるのですが、この方向性が実態として何がもたらしたかというと、

「過度なマシンのリバウンド」でした。



写真の子はそれが顕著に起きるちょっと前の子なのであまり多くは積んでいませんが、

この子がうちに来た直後くらいの大会から、レギュレーションギリギリまでウェイトを乗っけて

とにかく速度を遅くし、抜こうとしてきたマシンを重量で弾き飛ばすという戦法が

最適解として確立してしまったんです。
そらお前あんな小さいコースに8台も詰め込んだらそうなるわ


旧競技の頃は遅いマシンはバンクの上から抜かれるだけだったので接触しない上に

そもそも、重量を上げるようなパーツは存在しなかったので※タミヤのレースは純正パーツ以外使えない

多分タミヤ側もこの方向に最適解が落ち着く可能性を想定もしていなかったんだと思います。


それが現行では横幅規定が緩和されたせいでパッシングの際はほぼ確実に接触が発生する上に

重量増加パーツを大量に作ってしまったせいで後戻りが効かなかったのでしょう。
ルールを変更したところで重量規定とのイタチごっこになるのは目に見えていましたしね

もともと速度が売りのホビーで話題になったのに「遅い方が勝つ」という意味不明な状況。

細かいルール変更や新しい競技の打ち出しなど、いろいろ粘ってはいましたが、

どれを取っても「遅い方が勝つ」という状況を変えることができす、

人は離れ、ホビーとして廃れてしまった。というのが顛末でした。
個人的な意見ですが、もし30km/h台で殴り合えるポイントをタミヤが見つけられていたら結果は変わったのかもしれませんね。。。

というのが今となっては幻となってしまったホビー、ダンガンです。


一応現在でも一部のマシンだけはタミヤ公式から購入ができるようになっているようです。

速度向きの子は残っておらず、パーツは全くないのでミニ四駆並の速度は出せないとは思いますが

ポテンシャルはあるはずなので、魔改造したい大人のお友達は試してみればよいのではないかと思います。

ただ、速度を上げると本当にすぐ壊れます。うちの子たちは先ほどの写真でいうと左半分は死骸です。

真ん中3台はボディだけの抜け殻ですし、多分ノーメンテで動く子は2台くらいしかいない気がします。

手に入りづらいのにすぐ壊れるのでそこだけは要注意ですね。
そもそも子供向けの玩具なのに壊れるのがデフォってその時点でダメだったのでは?


では今日はこの辺で。なんでこんな記事書いたかって?この前の大掃除で出てきたんです。。。

(^・ω・)ノ RadiumProduction at curonet
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