2005~2013
このブログは悪いブログではないので記事タイトルで釣りとか姑息な真似はしないのです。
あと、chiaについて情報が欲しい方もごめんなさい。僕もまだよくわかってないです。
多分その方向の内容を求めている方もUターンが吉です。
※2021年4月21日 詳細について追記修正済
※2021年4月22日 HDD市場状況について追記
前置きはここまで。今日の発端はこれ。
マイニングの影響で大容量ハードディスクが世界中で大量買いされているようです
— Mac専門店秋葉館 (@akibakan_mac) April 19, 2021
これにより一時的または長期的に大容量ハードディスクがの入手が難しくなるかも知れませんhttps://t.co/KMHdlK2apg
は???マイニングでHDD?何言ってんの?という第一印象。
ところが、リンクされている記事を読みますと、
chiaっていう新しい仮想通貨が現れたせいでSSDとHDDが青田買いされてるよ!
chiaっていうのはこれまでのGPUを使ったマイニングじゃなくて、
HDDやSSD等のストレージを使ってマイニングを行うことができるよ!
でもまだこれからやるよ!って発表されただけだから今すぐ取引はできないよ。
BitTorrentの開発者が作った仮想通貨で
この方式はGPUと比べて省電力なHDDやSSDを使うことから注目されてるよ。
これが表になったせいで今中国のHDD/SSD界隈はパニックを起こしてるよ!
HDDやらSSDが大量に買われて値上がりしたり、香港とかだと既にM.2のSSDが枯れたりしてるよ!
という話のようです。
chiaというのはモノ自体は2017年に発表されたもので、最近のものではありません。
bitcoinだって2008年発表だからね
今回の問題はこのchiaが3/18日付で正式版がリリースしたことに伴うものかと考えられます。
公式サイトはこちら→ https://www.chia.net/
ただ、現状、どうして今回の爆買いが一ヶ月ズレたのかはよくわかりません。
コロナのせいでバイヤーの動きが遅れたのか、ただ単純に発見されるまでにタイムラグがあったのか・・・
また、既にリリースされているので、当然マイニングは可能なのですが、現状、日本円にする方法がわかりません。
というか、まだ取引を行ってる取引所がないような気がします。いろいろ資料を洗ってますが現状不明。。。
いちおう、1.0.0のリリースノート下記の記載があるので、通貨単位はXCHなのでしょうかね。
All farming rewards from that point forward will be considered valid and valuable XCH.
XCHであってた。2021/4/21現在、まだ取引は開始されてないです。
というわけで通貨単位すら不明なのでレートも不明、ペイするのかどうかすら不明なので
この現状でこのためにHDDを買い漁るのは、先ほどの記事にもある通り尚早という他ないような気がします。
とはいえ、BTCの例があるので開幕億万長者の可能性は否定できませんよね。
ぶっちゃけこれだけの人数が参入してる時点でダメな気しかしませんが。。。
ちなみに、どうにも会社側に日本の方がいるらしく日本語に対応しているようです。
人柱になりたい方はどうぞ!
・・・で、問題の日本のストレージの在庫状況なのですが、
先ほど、秋葉原で見てきました。おしごとは定時抜け!
結論から言いますと、中国本土や香港ほどの荒れ具合ではないです。
ただ、外国の方が昨晩大量に買い漁ったというのは事実のようで。
容量が8TB以上,7200rpm,NAS用
これらを満たす最低グレードのHDD
がメーカ問わず壊滅していました♨
本当にほとんどの店舗で売り切れておりまして、恐らく同一グレードを今から手に入れるのは難しいかと思います。
※2021年4月22日追記
本日、知り合いから、少し在庫が戻っている店舗の方が出ているという連絡をいただきました。
ただ、現段階で完売したままの型も半分以上あり、安定供給につながるかは不明とのことです。
そして、先ほど紹介した通り、chiaの利益率が一切不明なので、この状況がいつまで続くのかは全く不透明です。
さらに問題として、販売店側もこの状況を適切に理解できている店は少なく、
特に大手では一律にHDD/SSDを1グループ1つまでの購入制限を行っているような状態です。
グラボと違ってHDD/SSDは複数同時に購入する場面も十分考えられるかと思いますが、
現状このような状態なので、購入の際は十分にお気を付けください。
特に上記したのグレードに該当するものをNAS等で利用されている方は、
もしHDDに不調が起きた際に交換するHDDを購入することができなくなる可能性が高いので、
今すぐにネットで注文するか、明日朝イチに購入されることをお勧めします。
そうでなくても、香港のようにこの先SSDが消える可能性も否定できず、
この先どのような状況になるかわかりませんので、SSDの換装など考えている方は
早急に実行に移された方がよいのではないでしょうか。実は先週HDDが全体的に1000円上がったんだよね・・・関係あるかも。。。
SSDについてですが、通常のSSDが本件が原因で品薄になる可能性は極めて低いです。
なぜかというと、このマイニング(厳密にはマイニングではなくファーミングと呼ぶようです)方式は
殆ど電力を使わずに行うことができるという点が最大の長所であり、手法としては、下記のものです。
①あらかじめ計算しておいたデータをビックデータとしてテーブル化して保持
②報酬対象となる問題を受信し、手元のテーブルデータで答えが出せれば送信して報酬ゲット
要するにカンペ方式ですね。で、最初の計算にはCPUを普通に使います。GPU使いません。
しかも計算自体はそんなに長く時間はかかりません。ここをGPGPU化するみたいな流れは来ないと思います
一度ストレージをテーブルで埋めてしまえば、あとはそれ以上の計算が必要ない、というシステムです。
で、ここまで書けばお気づきの方もいるかもわかりませんが、
この方式は、手元のストレージの容量に、報酬獲得確率が正比例します。
計算自体は頻繁に行われないので高速なものを使う必要はないけど、常時稼働が必要。
ということなので、今無限にNAS用の高容量HDDが枯らされている、という状況です。
また、これに絡んでNAS用のNVMe SSDについても枯らされ始めています。
これはテーブル保存用の恒久的なストレージとして利用されているのではなく、
ストレージ生成用の一時ストレージとして利用されております。
HDDと違ってこちらは無限に必要なものではないため、一過性の現象かと思いますが、
昨今の半導体供給事情を考えみると、一度品薄になったら戻ってくるまでに時間がかかることでしょう。
なので、当該のSSDを利用される方も注意が必要です。
そして最後、今からchiaに参入するメリットはあるの?という話。
実は昨日あたりから試しにplot(先ほど紹介したテーブル)を作成して、獲得確率を確認してみました。
その結果がこちら!!!!
>>> Estimated Time To Win: 3 years <<<
これ、どういうことかというと、次に報酬がもらえるまでの3年はかかりますよ!という意味。
上述の通り、BTCなどと違って常に計算して成果を生み出しているわけではないので
ずーっと待ち続けて、やっとようやく3年後に初めて報酬がもらえる、という意味です。
現在100GB利用しているので、plotが仮にこのHDDいっぱいの7TBまで埋まると仮定したときに
報酬受取推定期間は・・・・15.64日!!!!!
15日に1回しか報酬が貰えません。このHDD、8TBで19,000円だったのですが、果たして元は取れるのでしょうか。。。
※2021年4月26日追記
2021/4/26現在、8TBHDD(実容量7TB)の推定値が26.07日にまで下がっております。
やはりシステム上、全chia利用者の総ストレージが上がるにしたがって報酬獲得確率は低くなるようです。
しかも、ソフトウェアにまだバグが結構あるようで、実はplot作成の際に何らかの原因で落ちると
なぜか全プロット消失します。
全プロット消失したら、当然最初からやり直しです。
また、一度作ったplotをひとつ消しても全部消失します。怖いです。
※2021年5月6日追記
現行版にて修正されたみたいです。
そして一番気持ち悪いのは
まだ日本円に交換ができないので得しているのか損しているのか不明
僕の想像ですが、恐らく大損をすると思います。実際、公式サイトでも下記のような記載があります。
「 ファーム目的のためにハードドライブを購入することは採算がとれないと信じています。」
※原文ママ、日本語対応してます。
このページ自体は2018年に作成されてから更新がないようなので、
公式とはいえ鵜呑みにできる状態ではありませんが、公式が言うんだから多分そうなんだと思います。
※2021年5月6日追記
その辺の話は別で記事を書きました。
じゃあなんで爆買いされているのかという話ですが、一つ事業マイナーには大きなメリットがあって、
ファーミングに使用するのはCPUとストレージだけ、という特性から
BTCなどの既存のマイニングプロセスに一切干渉しないんです。
既にマイニングマシンとして常時稼働しているマシンが無限にある人にとって見れば
最初からファーミング環境のほぼすべてが整っており、追加購入の要があるのはHDDだけです。
ということで、マイナー達はこぞってHDDに資金を突っ込んでいる。という状況のようです。
ダメなら大量の大容量HDDが中古市場に流れるだけですしね。。。
※2021年4月26日追記
ただ、マイニングと違ってプロットの生成には結構なスペックのCPUが要求されるみたいで、
ガチマイナーが愛用するceleron最小構成のマシンで、chiaに手を出すのはちょっと難しいでしょう。
ということで、今からこのファーミングに手を出すのはよろしくないのでやめましょう。
というのが今回人柱になった結論でした。
しかも、公式には10TBで4~5日ぐらいで報酬が手に入る~みたいな記載もあるので、
どんどん人が参入して報酬獲得率が下がってるんだと思います。
一応うちでは取引が開始されるまでは試しに動かしてみようと思いますが、多分すぐやめると思います。
・・・ところで、これ、無限にストレージを拡充できるクラウド界隈はどうなってるんでしょうね・・・
特にスケールアップ/スケールアウト機能に優れたGoogleCloudさん、今頃お祭りなのではないでしょうか・・・
ちなみに私は本件とは関係なく、今月頭にNASを導入しておりました。ギリギリセーフでした。
また、今日の突撃調査のついでに8TBのHDDを抑えることに成功したので、
もし時間があればchiaののぞき見をしてみようかなと思っています。しました
そんな感じで今日はこの辺で
(^・ω・)ノ RadiumProduction at curonet
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